2019/05/11
外壁塗装の人気の色や塗料はある?最近の流行と今後の流行に左右されない色や塗料選び
外壁塗装だけでなく世の中に出回っているものには流行が存在します。
服や装飾品、小物などは、毎年のように新作が生まれ形もデザインも変化しています。
しかし、外壁塗装は高価な買い物のため一度塗ってしまえば次の塗り替え時期になるまで選んだ色や使用した塗料を簡単には変えることができません。
そのため、外壁塗装の色や塗料選びは慎重になる必要があります。
外壁塗装の最近の流行や人気の色や塗料、今後も流行に左右されない外壁塗装の選び方を見ていきます。
外壁塗装の色や塗料には流行や人気はある?最近の流行や人気は?
最近では、遮熱や高耐久、セルフクリーニングなど沢山の機能性を持った塗料が出てきているため外壁塗装を考える時に迷うことがあります。
しかし、塗料選びよりも外観のイメージを大きく決める色選びを悩まれるかたの方が多いです。
塗料は外壁材や劣化状況、御予算や耐久年数などから絞り込んだ塗料をご提案しますが、色はお客様の好みの問題もあるため、色のスペシャリストのお家ピカイチでもお客様にカラーシミュレーションなどのアドバイスはできてもはっきりとこの色が間違いありませんとは言い切れません。
そのため、色選びはお客様も慎重になり難しく感じてしまう部分でもあります。
外壁塗装の色の流行
外壁塗装の色は、その時々の人気に左右されることがほとんどありません。
その理由として、家には建てた時のイメージが決まっているからです。
ある程度のイメージは変えても、洋風の家を和風のイメージで塗装するのは完成後のリスクが高く、あまりおすすめはしていません。
この流れで行くと、外壁塗装には流行や人気が変わっていないと感じるかもしれませんがそう言うとそうではなく、家の建て方は年々変わっているため自然に外壁塗装の流行も変わってきています。
白系の塗装
最近では、昔に比べて白を基調としたお家が増えてきました。
サッシやシャッターBOX、手すりや雨樋が白色の家を最近はよく見かけます。
白色は清潔感や透明感があり昔からとても人気が高い色でした。
最近では、白色に近い黄色や赤色、青色を採用する家が増えてきています。
純粋な白色ではなく白色に近い薄い色は、真っ白よりも汚れが目立ちにくいことも選ばれる理由の一つです。
薄い黄色などの単色だけでなく、薄い黄色に赤を足した薄いオレンジ色やレンガをイメージした暖かみのある濃いオレンジ色の人気も高いです。
薄い色と濃い色で色分け
最近は、外壁を1階と2階で別の色を選ぶなど色分けがスタンダードになっているため、同じ系統の薄い色と濃い色で色分けする手法はバイカラーやツートンカラーと言うおすすめの手法です。
しかし、ひと昔前ではあまり選ばれなかった色をあえて選んで、色や濃淡をはっきりとさせデザイン性を出す家も増えてきています。
類似色だと色の差が出にくいため、あえて反対色や補色を使っています。
例えば、赤と青や緑と紫の組み合わせを縦ラインとして入れたり、雨樋や帯など外壁以外の付帯部に塗装したりしています。
ただし、注意する点として本来合わせづらい色のため高度な技術が必要です。
もしも、他のお家とは違う色を選んでみたいけど色の組み合わせが分からない場合は、企業のロゴを見ていくと本来なら合わない色の組み合わせを上手く使用しているため、参考になると思います。
先程の例えにあった赤と青の組み合わせであれば、ペプシコーラのロゴが良い例です。
ただし、使用する場合は通常の色選びよりも時間を掛けて、カラーシミュレーションや色見本板を何度もチェックしながら慎重に決める必要があります。
それでも、はっきりとするデザインを求める場合は濃い紺色に白色のラインを入れるなど合いやすい色で濃淡をはっきりさせる方が想像しやすくリスクも軽減されます。
サイデイングボードにクリア塗装
色の人気以外にも、外壁のサイディングボードも昔と比べ厚みも増えデザイン性が増し、コーティング技術も進み耐久年数も上がっています。
昔のサイディングボードの色褪せは早かったため、再度色を付ける作業が必要でした。
しかし、塗り替え時期になってもサイディングボードの色が残っていることが多くクリア塗装をする家も多くなってきています。
クリア塗装を行えば、色選びで失敗することもなく今までどおりのデザインを楽しむことができます。
しかし、少しは雰囲気を変えたい場合はベランダや二階部分だけ色付けしてみるのもおすすめです。
外壁塗装の塗料の流行
色は進歩といってもベースとなる色は決まっているため大きな変更はありませんが、塗料の技術進歩は短期間で進んでいくため、数年で変化していきます。
一時は、耐久年数が低いことからグレードが低いイメージが定着してしまった「アクリル塗料」がフッ素塗料に並ぶ商品も出てきました。
耐久年数はフッ素塗料と変わらず、アクリル塗料の強さを生かした防水性やクラックの追従性がプラスされています。
しかし、値段が安く入手も容易なシリコン塗料の人気はとても高く、お家ピカイチでも数多くの現場で使われています。
しかし、普通のシリコン塗料よりも最近の傾向として付加価値の付いた塗料に注目が集まっています。
日本も異常気象で、昔とは比べられないほどのダメージが家に加わっています。
そのために、塗料にも強い紫外線や酸性雨にも対応できる耐候性、低汚染性や防水性、遮熱や断熱など付加価値が求められています。
機能性だけでなく、外壁塗装は美観性も重要なため、色を出す顔料に無機顔料を使うことで色褪せを防ぎ、外観を美しい状態に長く保ちます。
そのため人気はシリコン塗料ですが、流行は遮熱や防水、低汚染や高耐候の付加価値の付いた塗料が増えています。
外壁塗装で流行に左右されない塗料選びの方法
昔のスタンダードな塗料は、シリコン塗料ではなくウレタン塗料でした。
その前は、ウレタン塗料ではなくアクリル塗料でした。
塗料技術が進むにつれ、より性能の良い塗料が出て市場に浸透すると、最初は値段が高いですが出荷数が増えると値段も下がるため、さらに使われ最終的に一般的な塗料の値段となっていく流れが昔からありました。
そのため、今後のスタンダードな塗料はシリコン塗料ではなくラジカル制御塗料やフッ素塗料がスタンダードな時代になる可能性は十分にあります。
ただし現段階ではフッ素塗料の値段は高いため、耐久年数にこだわらなければ、シリコン塗料とフッ素塗料の間のシリコン塗料のラジカル制御塗料などの機能性塗料がおすすめです。
塗料の新しく出た性能や機能などの付加価値のほとんどは、その後も技術が進んでいきます。
そのため、塗料は今のスタンダードよりも一つ上のグレード以上を選ぶようにすると、次の塗り替えまで流行に左右される心配がなくなります。
お家ピカイチでは、標準の仕様でシリコン塗料の機能性塗料を塗らさせて頂いております。
まとめ
外壁塗装の色や塗料の最近の人気や流行、今後も流行に左右されない塗料の選び方について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
・外壁塗装の色の流行は家の外観の流行と比例する
・最近の塗料は付加価値に注目が集まっている
・塗料を選ぶ際はスタンダードとハイグレードの中間以上の塗料を選ぶ
外壁塗装は、服や装飾品の流行のように変化のスピードは遅いですが、簡単には変えることができないためお客様の家に合った色やデザインで考えた方が施工後のリスクは少なくなります。
しかし、塗料の性能は日々進化しているため将来を見越した付加価値と機能性の付いたグレードの塗料を選ぶ必要があります。
塗装の時代の流れは私たち塗装業者が一番肌で感じているため、外壁塗装を行う際は経験や実績、正しい知識のある業者を含めて検討してみてください。
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