屋根漆喰からの雨漏れ ~異常な台風~
台風シーズンも終わり、ようやく雨漏りのお問い合わせも落ち着いてきました。
その中でも意外に多かった屋根漆喰からの雨漏れの事例をご紹介したいと思います。
日本家屋のお宅の屋根には漆喰が使われていることが多いです。
その、漆喰からの雨漏れが今年は多かった気がします。
漆喰が分からない方は下の写真で確認してください。
通常の雨や台風では雨漏れがしなかったものの、
今年や去年の台風の中にいつもとは違う動きをする台風が紛れ込んでいました。
通常は沖縄から本州に向けて上陸してくることが多いですが、
ごく稀に関東から上陸して逆走してくる台風が発生します。
台風は風が左廻りなので、南西からくると台風の右側(東側)が
当たると南風になることが多いです。
しかし、逆走をしてくると台風の左側(西側)が
当たるため風向きは北風になることが多いです。
そのため、今までは問題の無かった箇所からの雨漏れが発生しています。
今回の雨漏れの原因は、漆喰から出ている針金でした。
針金は中まで繋がっており、針金を通じて雨水が浸入していました。
そのため、既存の漆喰を1度撤去し中側で針金を切断して、新しい漆喰を施工しました。
施工後、散水テストを行い雨漏れが止まったことを確認して工事は完了となりました。
昨今の気象状況は、異常気象が当たり前となっています。
今の建物は、今の異常気象を想定していないため雨漏りの問い合わせは年々増えています。
お家ピカイチは、社外の専門分野の方とも連携して情報交換や勉強会に参加したりしています。
他では治らないと言われた雨漏れや、場所を特定出来ない内容のものでも
お家ピカイチなら分かることもあります。
まずは、皆さんの困ったを是非お家ピカイチにぶつけてください!
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